「最近のスマホは高すぎる」と感じている方は多いのではないでしょうか。
実際、ここ数年でスマートフォンの価格は大きく上昇しています。メモリ価格の高騰や円安の影響に加え、部品コストや製造コストの上昇も重なり、各メーカーは価格を維持するのが難しい状況。iPhoneも値上げが行われ、Apple Storeの販売価格も上昇しました。Androidスマホも例外ではなく、これまで「コスパが良い」と言われてきたモデルも価格が上がっています。
今回は、現在のスマホ価格の状況、これからのスマホを入で考えておきたいポイントを解説。
スマホ価格が上がってきている理由

スマホの価格上昇にはさまざまな要因があります。
- メモリ価格の高騰
- 円安による輸入コストの増加
- 部品価格や物流コストの上昇
- 高性能化による製造コストの増加など
各メーカーの販売戦略や製品仕様も価格に影響しますが、メーカーだけでは解決できない経済的な要因が大きくなっています。
そのため、以前の価格感覚のままでスマホを選ぶと「高すぎる」と感じる場面が増えてきています。
現在のスマホ価格の目安

現在のスマホは、おおよそ次のような価格帯になっています。
- 基本的な機能を備えたモデル:約5万円前後
- 普段使いからゲームまで幅広く使えるモデル:約5万~10万円
- 高性能モデル:約15万円前後
- 最上位モデル:約20万円前後
もちろん機種によって価格は異なりますが、以前より全体的に価格帯が一段上がった印象です。
手頃な価格帯のスマホも以前ほど安くない

これまで比較的価格が安いスマホは、2~3万円台で購入できるものも多くありました。
【値上がり前】手頃な価格帯のスマホ
| メーカー | 機種 | 発売時期 | 容量 | メモリ | SIMフリー本体価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| Motorola | moto g66j 5G | 2026年 | 128GB | 8GB | 34,800円 |
| OPPO | OPPO A5 5G | 2025年12月 | 128GB | 4GB | 36,800円 |
| SHARP | AQUOS wish5 | 2025年6月 | 64GB | 4GB | 34,980円 |
| Samsung | Galaxy A25 5G | 2025年2月 | 64GB | 4GB | 29,900円 |
現在では、一般ユーザー向けの控えめな性能のAndroid端末(SIMフリーモデル)でも、
- メモリ4GB
- ストレージ64GB
という今までの構成で、端末代がだいたい4万5,000円前後になる場合が多いです。
キャリアモデルでは販売施策によって安く購入できる場合もありますが、本来の販売価格を見ると以前より確実に高くなっています。
この価格になると、
「少し予算を追加して性能が高いモデルを買うべきか」
と悩む方も多いでしょう。
一方で、数年前の高性能モデルなら処理性能が高く、価格ももっと手頃になっているケースがありました。
中価格帯のスマホも値上がりが進んでいる

以前は価格と性能のバランスが良いことで人気だったモデルも、価格が上昇しています。
例えば、同じシリーズの新モデルでは約1万6,000円程度値上がりしたケースもあります。
性能が向上した部分はあるものの、CPU(SoC)が大きく変わらない機種もあり、「価格だけが高くなった」と感じるでしょう。
これまで価格の安さが魅力だった海外メーカーでも、以前のような価格を維持することは難しくなっています。
iPhoneも値上げが続く時代へ

iPhoneシリーズも価格上昇が続いています。
購入しやすい位置付けだったモデルでも10万円を超える価格帯になってきており、「手頃なiPhone」というイメージは薄れています。
通常モデルでも15万円近く、上位モデルでは20万円前後が当たり前になりつつあり、ストレージ容量を増やすとさらに価格は上がります。
以前のように10万円以下で最新iPhoneを購入することは、今後ますます難しくなるでしょう。
Androidの高性能モデルも20万円時代
ある程度使いこなせるユーザー層のAndroidスマホも同じ流れです。
GalaxyやPixelなど各メーカーの高性能モデルは、20万円前後が珍しくなくなっています。
| メーカー | 機種 | 容量 | 日本発売日 | 税込価格 |
|---|---|---|---|---|
| Pixel 10 Pro Fold | 256GB | 2025年10月9日 | 267,500円 | |
| Samsung | Galaxy Z Fold8 | 256GB | 2026年8月7日予定 | 269,880円 |
| Motorola | motorola razr fold | 256GB | 2026年8月4日予定 | 299,800円 |
折りたたみスマホでは30万円を超えるモデルも続々登場しており、将来的には40万円近い価格帯になる可能性もあります。
Androidで国内人気の日本メーカー製品、Xperia10シリーズやAQUOS Senseシリーズも値上げが予想されています。
型落ちや中古という選択肢がますます重要

スマホ価格が上がり続ける中で、購入方法も見直す必要がありそうです。
コストパフォーマンスを重視するなら、
- 型落ちモデル
- 中古スマホ
- 整備済み端末
といった選ぶ基準も積極的に検討する価値があります。
最新モデルだけにこだわるよりも、いちばん必要な性能を満たすスマホを選ぶことで、購入費用を抑えられます。
スマホは毎年性能が向上していますが、数年前の高性能モデルでも普段使いには十分な性能を持っている機種は数多くあります。
スマホの価格は新しい基準で考える時代になった
スマホ価格の上昇は、メーカーだけでは解決できない経済情勢による影響が大きく、今後もしばらく続く可能性があります。
以前の価格感覚のままでは「高すぎる」と感じてしまいますが、現在はそれが新しい基準になりつつあります。
そのため、最新モデルだけでなく、型落ちモデルや中古端末も含めて、自分の使い方に合った1台を選ぶことがこれまで以上に重要です。
価格だけで判断するのではなく、性能や使用目的とのバランスを考えながら選ぶことで、満足度の高い買い物につながるでしょう。
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