メーカーは丸ごと交換という修理方式がほとんど
iPhoneをAppleの正規サービスで修理する場合、基本の考え方は「壊れた部分を直す」ではなく「本体を丸ごと交換する」という方法です。
つまり細かいパーツを直すというより、新しい端末に丸ごと取り替える対応です。
この保証修理の仕組みの大枠はほとんどのスマホメーカーで細かい差はあれど、基本は同じです。
メーカーさんの修理メリットは端末をそのまま入れ替えるので新しい状態に近い状態に戻ることです。
部品の品質や動作について心配する必要がほとんどありません。Appleが用意した交換用端末に入れ替えるため、品質のばらつきが出にくいのです。
ただ、この方法には特徴があります。
細かな修理ではなく丸ごと交換対応が中心になるため、場合によっては不安な状況になります。

Appleの店舗は非常に少ないです。大都市以外では近くに店舗がない場合もあり、修理に出すまでのハードルが高く感じることがあります。
メーカーさんの店舗数の少なさという不便さ
Apple Storeは国内でも数が限られています。
以下は2026年、おおよそのiPhone修理を受け付けている全国店舗数。
| 店の分類 | 対象 | おおよその全国店舗数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| アップル直営店 | Apple Store(日本国内) | 11店舗 | Apple公式ストア一覧に掲載されている数 |
| アップル提携修理店 | Apple正規サービスプロバイダ(非直営の提携修理店) | 約123店舗 | キタムラ・ビックカメラ・クイックガレージなどを含む推計 |
| スマホ修理店(正規・非正規すべて含む) | 第三者修理業者など、スマホ修理を行う店舗全体 | 1600店舗以上 (数千規模) |
MM総研推計で2017年時点で約1,400店、2018年見込みで約1,600店。個別チェーンを含めると数千規模と見られる |
住んでいる地域によっては、メーカー保証修理をするのにアップルの直営店舗まで移動するだけで大きな負担になることが殆どですよね。
もちろんAppleには「正規サービスプロバイダ」と呼ばれる代理店もあります。家電量販店やショップの中に入っている修理窓口です。こうした店舗でも修理の受付はできます。
ただ、代理店の場合は基本的にAppleのルールに従って手続きが進みます。
対応の流れはAppleのマニュアルに沿って進むため、柔軟な修理というより決められた手順で処理される形になります。
つまり、
- どの店舗でも同じ品質のサービスを受けられる
- その代わり対応の自由度はあまり高くない
という特徴があります。
この点は非正規の修理店(街のスマホ修理屋さん)が柔軟に対応してくれて、混雑も少なく比較的素早く解決できそうです。
【街の修理店の強み】部分修理と細かな対応
街にある非正規の修理店は、Appleとは修理の考え方が少し違います。
本体交換ではなく、壊れた箇所だけを直すという方法が基本です。
例えば画面が割れた場合なら、画面パーツだけを交換が可能で
バッテリーが劣化した場合なら、バッテリーだけの取り替えも!

この方式には次のようなメリットがあります。
- 部分修理なので修理料金が比較的安くなる
- 即日で修理できる場合が多い
- データを消さずに修理解決できることが多い

街の修理店では「必要な部分だけ交換」するためコストが抑えやすい。
作業も店内で完結することが多いので、当日中に修理が終わるケースも多い。
互換パーツという品質の違い?
非正規修理店でよく話題になるのが「部品の品質」です。
Appleの修理では純正パーツが使われます。
一方で街の修理店では、基本的に互換パーツ(純正ではない交換用部品)を使用します。
互換パーツという言葉だけ聞くと、不安に感じる人もいるかもしれません。
ただイメージとしては、プリンターの互換インクに近いものです。
互換パーツにも多くの種類があり、品質のグレードも様々です。
例えばディスプレイの場合、品質の違いは次のような部分に出ることがあります。
- 色味がわずかに違う
- 明るさや発色に差が出る
- 耐久性が少し変わる
ただし、極端に画質が悪くなるようなものではありません。
品質の良いパーツを扱っている店舗なら、普段の使用で大きな違和感を感じないことも多いです。
店舗選びという重要ポイント
非正規修理店を利用する場合、最も大事になるのが店舗選びです。
街の修理店は個人経営から大手チェーンまで幅広く存在します。
そのため、技術力や部品の品質には差があります。
修理を依頼する前に、次のようなポイントを確認しておきたいです。
- 口コミやレビューの評価、過去の実績など
- 修理後の部品保証などがあるか
- 使用パーツのグレードなど説明があるか、選べるかなど
特にパーツの品質を選べる店は安心です。
Aランクや高品質パネルなど、複数のグレードを用意している店舗もあります。
こうした情報を確認してから修理を依頼すると、失敗の可能性を減らせます。
AppleCare加入者の最適な選択
もしAppleCareの期限がまだ残ってる場合(新品購入1〜2年程度)は、修理先の選び方が大きく変わります。
AppleCareは、Appleが提供する保証サービスです。(AppleCare+などの延長サービスも有料で追加可能)加入していると、Apple関連の修理店で修理費用が安くなるケースがあります。
この状態で非正規修理を選んでしまうと、アップルケアの保証メリットを活かせません。
街の修理屋さんは第三者機関なので、自己修理した扱いになり、保証の対象外になる可能性もあるため、この場合はApple正規サービスが経済的です。
しかし、急いでる時やAppleCareの期限切れ、保証外の故障には街の修理店が有効です!
つまり整理するとこうなります。

どちらが良いかは状況によって変わります。
修理の速さ、費用、データの扱い、この3つを見ながら自分に合った方法を選びたいですね。



