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Androidスマホの電池劣化を抑える【バイパス充電】

スマートフォンを充電しながらゲームや動画を長時間使うと、本体が熱くなった経験はありませんか。これはバッテリーを充電しながら同時に電力を使うため、電池に大きな負担がかかるからです。ここで役立つのが「バイパス充電」と呼ばれる仕組みです。

目次

バイパス充電

バイパス充電とは、充電ケーブルからの電力を一度バッテリーに入れるのではなく、システムに直接送る仕組みです。つまりスマホが使う電力を、バッテリーを経由せずに外部電源から直接供給します。

この方法だと次のようなメリットがあります。

  • 充電しながらの使用でも発熱が抑えやすい
  • バッテリーの充放電回数が減る
  • 長時間のゲームや動画再生でも電池劣化を抑えやすい

スマホを自宅で長時間使うことが多い人にとって、この機能はかなり助かります。バッテリー交換は手間も費用もかかるので、できるだけ劣化を抑えて長く使いたいところですね。

Xperiaが早くから搭載した電源直結機能

この仕組みを比較的早く取り入れていた印象があるのがXperiaです。名称は「HSパワーコントロール」です。

この機能をオンにすると、充電ケーブルを接続したときに電力が直接システムへ供給されます。つまり、ゲーム中でもバッテリーに負担をかけにくい状態で動かせます。

ただし、Xperiaの場合は少し特徴があります。基本的にはゲーム向け機能として実装されていて、ゲームアプリを起動したときに使う「ゲームエンハンサー」という機能から設定します。

そのため、動画視聴やブラウジングなど通常利用では使えない場合があります。発熱対策としてはゲーム中が一番効果的なので理屈としては分かりますが、普段使いでも使えたら便利だと思う人も多いかもしれません。

Galaxyのバイパス充電と条件の多さ

SamsungのGalaxyにも似た機能があります。ゲームブースターという機能の中にある「ゲーム中はUSB充電を停止」という設定です。

仕組みとしてはバイパス充電に近いのですが、いくつか条件があります。

  • ゲームブースターに登録されたゲームでのみ動作
  • 15W対応の充電器が必要
  • バッテリー残量が20%以上で作動

条件を満たしていても、本当に作動しているのか少し分かりにくいという印象があります。設定として存在はしているのですが、使い勝手の面では少し分かりづらい部分があります。

また、ハイエンドGalaxyは性能が高い反面、バッテリー持ちはそこまで強い印象ではありません。ゲーム性能は優秀ですが、電池の持続時間を最優先に考える人には少し悩ましい部分かもしれません。

ゲーミングスマホのバイパス充電

この機能を積極的に取り入れているのがゲーミングスマートフォンです。代表的なのがASUSのROG Phoneです。

ROG Phoneではバイパス充電に加えて「スマートバイパス充電」という自動切り替え機能も用意されています。ゲーム用途を前提に作られているため、このあたりの電源管理はかなり充実しています。

同じ方向性の端末としては次のメーカーも対応しています。

  • Nubia(RedMagicシリーズ)
  • RedMagicタブレット
  • 一部のゲーミングタブレット

これらはゲーム専用機能としてではなく、普通にオンにするだけで使える場合もあります。特にタブレットで使えるのは便利です。動画視聴やブラウジングを長時間続けても、電池の消耗を気にせず使いやすくなります。

国産スマホの電池保護機能

最近の日本向けスマートフォンでも、似た考え方の機能が増えています。

たとえばAQUOSでは「インテリジェントチャージ」という機能があります。これは次のような電池保護の仕組みです。

  • 充電を90%までに制限
  • 画面点灯中は充電を停止

バイパス充電とは少し違いますが、バッテリーを長持ちさせる方向の設計です。AQUOSシリーズはもともと電池持ちが良い傾向があり、長期間使いやすいスマホとして安定しています。

arrowsでも同様の機能が搭載されています。arrows We2 Plusやarrows Alphaなどでは、ゲームメニューやバッテリー設定からダイレクト給電に近い機能をオンにできます。

最新モデルでは90W急速充電にも対応しており、短時間で大きく回復できる点も特徴です。電池持ちのAQUOS、急速充電のarrowsという感じで、日本向けスマホはバッテリーまわりのバランスが良い印象です。

80%充電制御と今後の動き

最近のスマホでは、80%で充電を止める仕組みと組み合わせたバイパス充電も増えています。

たとえばOPPOでは、80%まで充電した後にバイパス充電へ切り替える仕組みがあります。Pixelでも充電上限を80%に設定する項目があり、バッテリー劣化を抑える方向の機能が用意されています。

80%充電はバッテリー寿命を伸ばす方法としてよく知られています。毎回100%まで充電するより、少し余裕を残したほうが電池に優しいからです。

ただしこのタイプは、常に80%で止まるため外出時には少し不便です。そのため

  • 家で長時間使うときだけオン
  • 外出時はオフ

という使い分けがちょうどよいと感じます。

ちなみに現時点ではiPhoneにはバイパス充電機能はありません。
今後搭載される可能性はありますが、まだAndroidほど広く普及している状態ではありません。

どんなスマホでも、長く使えばバッテリーは少しずつ劣化していきます。バイパス充電はその進行を緩やかにする機能です。
スマホを長く使うつもりなら、このような電池保護の仕組みがあるかどうかも意外と重要なポイントになります。


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